スペシャルインタビュー

パナソニック産機システムズ株式会社様

内定者期間をフル活用した新人育成

パナソニック産機システムズ株式会社 様
内定者フォローツールとして、2014年からエアリーフレッシャーズをご活用されているパナソニック産機システムズ株式会社様。「伝説の人事(笑)」の異名をとる人材開発課 課長・山村高史様、人材開発課の山中佑季乃様に導入の経緯や効果についてお聞きしました。

内定者を入社まで遊ばせるのはもったいない。内面の成長と双方向のコミュニケーションを狙って導入

はじめに導入の背景について教えてください。
(山村様)弊社は長らくパナソニックグループ内の異動のみで人材を迎えていたのですが、近い将来の大規模な世代交代に備え、2014年に20年ぶりに新卒採用を再開することになりました。それと同じタイミングで、かつて無名のベンチャーを就活人気企業に押し上げた実績が評価され、僕は、採用・教育業務を一任されたのです。

そこで「伝説の人事(笑)」を自称し(笑)、入社後のギャップを出さないように徹底的にリアルを伝えることで、他社との差別化に成功しました。エアリーフレッシャーズは定期採用再開の初年度から導入しました。
エアリーフレッシャーズ以外に導入を検討したツールはありますか?
(山村様)内定者の内面の成長にこだわりたかったので、最初は課題図書を読ませようかと考えました。内定者一人ひとりがかわいくてしょうがないので、彼らの成長を支えられるよう僕とのつながりを持ち続けたかったんです。双方向のツールとしてはTwitterやFacebookなど既存のSNSも考えられますが、長い文章をきっちり書かせたい、セキュリティ面に配慮してクローズドの世界でやりたい、という希望がありました。エアリーフレッシャーズはそれらの条件をクリアしていたので導入を決めました。
パナソニック産機システムズ株式会社様

内定者が「オンライン読書会」を発案。考えを文字化した人ほど成長し、周囲を奮起させる好循環

具体的にどのような取り組みを行っていますか?
(山村様)導入当初に内定者が自発的に「読書会」を始めました。最初の課題図書はパナソニックの創業者・松下幸之助さんの著書を選んでくれました。読書会は16・17年度入社の内定者にも引き継がれてサイト運用の中心となっています。今年は特に議論が盛んで、11月時点ですでに6冊目に入っています。
内定者が発言しやすい雰囲気を作るために、どのように仕掛けているのでしょうか?
(山村様)僕は「感受性を磨け」「アンテナの感度を上げろ」と言い続けていています。内定者がいろんなものを見て・体験してエアリーフレッシャーズで報告すると、他の内定者が反応して、情報が情報を呼ぶ好循環になっています。そういう小さな成功体験を繰り返すと、彼らは「発言したほうが得だ」というのが重々腹に落ちるんです。
パナソニック産機システムズ株式会社様

ただ導入するだけでは意味がない。人事は内定者の「先生」ではなく「伴走者」に

導入を検討している企業の方にアドバイスをお願いします。
(山村様)これはガイアックスさんにも伝えていますが(笑)、弊社が定期採用を再開してから内定辞退・早期退職ともにゼロで、新入社員たちもよく頑張ってくれているのは、残念ながらすべてがエアリーフレッシャーズのおかげという訳ではありません。採用手法から「仕掛け」あっての成功です。「内定者にこうなって欲しい、こんなふうに育てたい」という意図を明確にしておくことが大前提です。それがあればエアリーフレッシャーズはとても便利なツールということです。ただ導入すればいいというものではないですね。

僕らは採用も教育も一気通貫でやっているので、内定者時代にこれをやっておけば導入研修でこれができる、そこで植えた種が3年後には芽が出て…という成長のイメージを描けます。だから内定者のうちからコミュニケーションを取っておくことが、とても大切なことになります。
運用するうえで人事担当者に大切な心構えは何ですか?
(山村様)人事が「先生やらなきゃ、導かなきゃ」と思うとしんどいし、プレッシャーがかかってしまいます。人事と内定者は人生を一緒に歩んでいこうと決めた仲のはずですから、伴走者のつもりで運用してみるといいんじゃないでしょうか。