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面接の時にあんなに輝いていたのに、なぜ入社式当日に「もう辞めたい」などと言い出すのか

2023.02.26更新

2017年4月、初々しい新社会人の入社式を取り上げたニュースが流れるのと時を同じくして、「入社3日目で、もう辞めたい」「入社式当日に辞めた」など、ソーシャルメディア上の声を取り上げた記事がネットを賑わしています。人事部門の採用担当者からすると、「面接した時には、あんなに輝いて見えたのに、どうして?」という声も聞こえてきそうです。もちろん様々な理由があり、一概に新入社員だけが要因ではないのかもしれません。

面接の時にあんなに輝いていたのに、なぜ入社式当日に「もう辞めたい」などと言い出すのか

面接時にイメージしていた職場環境、雰囲気、同期とは全く違った

どの企業もナビや説明会では、自社の良い点に焦点を当てます。入社してこれから体験したことのない「社会人」になる新人にとっては、ただでさえ不安な中、多少の脚色であっても「イメージが違った」「ウソをつかれた」と映りかねません。
どうすればそういった状況を回避できるのか?

これには内定者フォローで発生するギャップを極力埋めていくことが大切です。
内定者懇親会、内定者フォローSNS、内定者研修会、先輩社員交流会などギャップを埋める内定者フォローが出来ている企業は4月にこのような事態に頭を悩ますことは無いでしょう。EDGEがエアリーフレッシャーズを通じて、内定者フォローをお手伝いしている企業では、以下のような施策を講じています。

<入社時ギャップを少なくする内定者フォロー事例>

・複数の職種、仕事に関わっている先輩に内定者時代にインタビューに行って聞いたレポートをエアリーフレッシャーズで公開
→配属先が希望と違っても希望をもってもらう/社風や先輩に対してのギャップを無くす
・毎年内定者からよくある不安、質問を1~2年目の先輩に答えてもらい、先輩の顔写真付きでエアリーフレッシャーズに掲載
→入社後の不安を少なくし、前向きに入社を迎えられるようにする

入社後のギャップ以外の要因では、「朝、起きれない」「学生気分が抜けず、社会人になりたくない」という類のものもあります。内定者フォローを設計する際に、以下のようなモチベーショングラフを元に説明することが多々あります。

近年の新卒採用スケジュールの変移

選考を通じて、入社意欲が高まり、欲しかった内(々)定をもらった瞬間が最も入社意欲も働くモチベーションも高い状態です。入社する企業を決め、就職活動の緊張から解き放たれて、普段の学生生活に戻れば大半の学生は内定を出した最終面接時よりも、モチベーションが下がっていきます。

入社までにそれを就活前の最も低い状態に戻さないためにも、内定者フォローは必要になってきます。 しかし、それをせずに4月を迎えると堕落しきった生活を立ち直らせるのに時間もかかり、ちょっとしたことですぐに音を上げたり、新入社員研修でまたモチベーションを上げるところからスタートすることになりかねません。

もちろん、学生の間にしか出来ないことを経験してもらうということも長い人生においては必要なことですが、かと言って内定者フォローを全くしなくて良いという理由にはなりません。EDGEがお手伝いしている企業では、以下のような施策を実施しています。

<社会人になる意識を持ってもらう内定者フォロー事例>

・毎月期限を決めて、写真付きの近況報告をしてもらう。期限を守れない場合は指導する。
→学生期間を思いっきり楽しんでもらうのと同時に、期限を守るという社会人として最低限の心構えを内定期間中に身につけてもらう。内定者同士の相互理解につながる副次的効果も大きい。
・ビジネスマナーのeラーニングを用いて、学習をしてもらう。
→必要最低限の知識はつけてもらい、社会人になるイメージを持って内定期間を過ごしてもらう。内定期間に社会人になるために何かすべきことは無いのか?という内定者の不安も解消できる。

採用開始時期の後ろ倒しで、就活中に入社予定の会社を調べ、社会人になる心構えを作り、その気持ちを継続させることが以前に比べ、難しくなっている中では、内定者フォローでそれを補うことが最良の解決策です。

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