新卒採用もいよいよ内定通知のピークを迎えています。
採用担当者の皆様は選考中の学生と内定学生の対応に奔走され、繁忙期を迎えられている時期ではないでしょうか。
内定は通知したものの、承諾獲得に苦心している…
人事担当者を悩ませるまさかの内定辞退。今回は内定者へのフィードバックを有効活用する手法を紹介いたします。
皆様もご存じの通り、近年の学生はフィードバックを強く求める傾向にあります。学生に限らず、若手社員も同じ傾向ではないでしょうか。 面接時にも「今日の面接についてフィードバックをいただけないでしょうか」という学生が増えています。 ゆとり教育を通じた「競争させない社会」は「常に褒められる社会」を生み出しました。
学生たちは何をやっても褒めてもらえる、「褒めて伸ばす」文化の中で育ってきました。自分の行動が正しかったのかどうかを確認し、褒めて貰えて次のステップに進むことができるわけです。つまり、承認欲求が満たされることが次へ進むモチベーションとなります。「いちいち構わないといけない面倒な世代だ・・・」と諦めてはダメです。彼らの特徴を理解し、的確にフィードバックすることで、内定者のモチベーションを高めることができます。常に認めて貰える安心感。これが充足されてこそ彼らは最大限に力を発揮できるのです。
「モノ」でフィードバックを伝える手法
内定者アンケートでは「どうして自分に内定が通知されたのか、その理由が知りたい」という項目が上位に並んでいます。 他社と内定者の争奪戦を繰り広げる際、内定理由を的確に伝えること、フィードバックすることで満たされる承認欲求が、自社で働く安心感とモチベーションを与えます。内定通知後の面談では、内定者一人一人に対して、どのように評価したのか、しっかり寄り添って伝えることが重要となります。おそらく、多くの企業様が内定者へのフィードバックを意識しながら、内定者面談を実施されているのではないでしょうか。
近年増えているのは内定者面談に加えて、「モノ」でフィードバックを伝える手法です。
内定アルバムという言葉をご存知でしょうか。会社説明会でのアンケートやエントリーシート・履歴書など選考中に使用した提出書類、筆記試験の結果、面接での評価など内定通知までの履歴を全てまとめてアルバムを制作します。最後のページを開くと内定書が現れるという仕掛けです。
まるで卒業式や送別会を連想させるようなサプライズプレゼントです。一見すると手間暇がかかりそうですが、個々人の履歴は選考段階で取り纏められています。それらをコピーして綴じていくだけ、そこに内定者のハートを掴めそうな温かいメッセージとフィードバックを少し追記する程度です。人事担当者の工数のわりに、受け取った側は一生の宝物として大切にしてくれます。何よりも、友人や保護者へも見せてくれる、もっと言うと見せびらかしてくれるのです。周囲からも「とても良い会社だね!」と評価されますし、保護者も自分の子供に対するフィードバック(賛辞)を見て嫌な気持ちにはなりません。内定アルバムを手渡すことで、保護者や友人からもその企業への入社を促してもらえる副次的効果が得られるのです。
さすがにそこまで工数を割くことは難しいという企業様には、内定者への手紙をお勧めいたします。実家暮らしの学生は、おそらく保護者が郵便ポストを確認します。便箋ではなくハガキで送ることで、なんとなく文面を読んでもらうことができます。子供宛に届く会社からのメッセージ、内定アルバムと同じく嫌な気持ちになる保護者はいません。内定者本人に加えて、同時に保護者までもフォローできる施策です。
これからの時期、暑中見舞いなどで試してみられるのはいかがでしょうか
内定者フォローの定番ツール「エアリーフレッシャーズクラウド」とは
内定後しっかり寄り添い、常にフィードバックを提供することが内定者フォローの最重要テーマとなっています。企業から内定者へ最適なタイミングで的確なメッセージを伝えられる情報提供の仕組みづくりが注目を集めています。今年、エアリーフレッシャーズを初めとした内定者サイト(内定者SNS)を導入する企業が急増しているのは、まさに的確なタイミングで効率よく情報提供するためです。
売手市場化の影響を受け、内定辞退の増加が懸念される昨今、前年踏襲によるフォロー施策に加え、新しい取り組みに挑戦されてみるのはいかがでしょうか。
私たちは、これまで5,500社以上の内定者フォローをお手伝いしてきました。利用いただいた内定者の総数は、のべ40万人以上になります。サービス提供を開始してすでに15年以上が経過しています。現在でも多くの企業に活用され、採用担当者の皆様のご意見を取り入れて、日々進化させています。何よりこれだけ多く活用される中で、たくさんのノウハウも蓄積されています。そうしたノウハウをもとにカスタマーサクセス担当者が各社の運用をサポートします。
限られた予算と人員で最大限内定者フォローの効果を高める事例、ノウハウが必要な方はEDGEにお問い合わせください。
内定者フォローの目的や設計については、以下の記事で詳細に解説しています。
内定者フォロー3つのポイント〜時期ごとの対応法〜
こちらの記事も、ぜひご覧ください。