前回まではインターンシップについて紹介しました。開催前後の情報提供の工夫次第で出席率・リピート率を大幅に向上させることができまます。また、選考参加者の獲得にも効果を発揮することができます。
インターンシップ日程の変化
オープンカンパニー解禁後、インターンを企画する企業が急増しいます。各社趣向を凝らし、様々なプログラムが乱立しています。オープンカンパニーの場合、業界理解を深める講義形式の内容から仕事を体感できるワークを含んだプログラムまで、十社十色な企画が開催されています。同時に複数日程でのインターンシップを強化し、差別化を図る企業も増えています。
オープンカンパニーとは区別して自社オリジナルの企画を開催しています。今年注目されるのは、3~5日で実施する複数日程でのインターンシッププログラムです。オープンカンパニーは手軽に開催できる魅力があります。その反面、学生の満足度や自社への興味付けに苦心を強いられることもあります。右にならえで開催したものの、選考参加につながらないという課題があります。
学生からも、短い期間で参加したいという要望が増えています。大学キャリアセンターからも、オープンカンパニーへの注目が集まっています。オープンカンパニーの場合、以下のようなプログラムが普及しつつあります。
➀業界理解の講義会社や業務内容の紹介(セミナー・講義型)
➁現場への訪問・見学を通じた就業体験(見学・体験型)
➂会社や事業についての課題に取り組むグループワーク(プロジェクト・ワークショップ型)
文系の場合は営業同行、理系の場合はモノづくりに携わる企画、システム開発などを体験するプログラムが多いです。大学との提携型インターンシップでは、会社と大学との関係性や経営層の理解もあり、現場社員の協力を得やすいといわれています。
複数日程インターンシップ企画の工夫
人事主導の公募型インターンシップの場合、現場社員の理解を得る必要があります。2回目以降は現場に任せっきりという状況にはできません。人事担当者が毎日なにかしらインターン学生をサポートする必要があります。
そこで効果を発揮するのがフィードバックです。
毎日プログラムが終了したタイミングで、当日の振り返りを実施します。人事担当者から参加学生にフィードバックを与えます。その為には、毎朝の目標設定が重要です。事前に目標を設定しておくことで効率よく振り返りとフィードバックを与えることができます。
インターンシップ 学生へのフィードバックが重要だ(日本経済新聞)
インターン学生を現場に直接出勤させるのではなく、学生を集め朝礼のような機会を設けます。そこで当日の内容を説明したり、プログラムに対する目標設定をしたりしておく必要があります。グループワークを実施すると参加者の連帯感や絆も醸成することができます。人事担当者との接触機会を増やし、学生同士の接触を増やすことが、リピート学生獲得に効果を発揮します。
せっかく参加してくれた学生をインターンシッププログラムだけで終了してしまう関係ではなく、インターン後も自社に魅力を持ち続け、翌年3月以降の自社説明会や選考に参加させことが人事担当者のミッションでもあります。ぜひ、複数日程でのインターンシップを企画される際には、人事との接触回数、学生同士の絆づくり、インターン後のフィードバックを意識して設計されることをおすすめします。
上記を実践している企業では、インターン参加者の半数以上が自社への入社を決めています。インターンシップの効果を最大化することに成功しています。
インターンシップ終了後のフォローも母集団形成に大切な鍵
人事担当者が時間と労力をかけて企画したインターンシップ、せっかく獲得した母集団を翌年3月まで繋ぎとめるためには、インターンシップ中のサポートが成功の鍵を握るといえます。毎朝の朝礼や終礼など、多忙を極める採用担当者にとって負荷が大きく、学生への個別対応は大きな負担にもなっています。
そこで、エアリーフレッシャーズを活用し、インターンシップ参加者限定のコミュニティサイトを提供することで、採用担当者の負担を軽減すると同時に学生の満足度を高める取り組みに注目が集まっています。
インターンシップ参加者限定のサイト内で毎朝「本日の意気込み」として目標設定を実施し、終了後には「本日の振り返り」を投稿させます。学生同士で共有できるため、切磋琢磨して学びを深める効果があります。同時に人事担当者も全員の記録を見える化しデータとして保存できるため、的確なフィードバックを効率的に実施することが可能となります。
またExcelデータでのダウンロード機能をご活用いただけます。インターンシップ前後の課題管理も容易になり、業務の効率化につながります。インターンシップ中には、必要な諸連絡なども発生するかと思います。スマートフォンアプリによるプッシュ通知で抜け漏れなく確実に学生へ届けることが可能となります。働き方改革が注目される昨今、人事担当者にとっても学生にとっても負荷なく最大限の効果が得られる手法を検討することが求められています。
エアリーフレッシャーズクラウドは、内定者フォロー専用に開発されたツールです。内定者フォロー業務を効率化し、全ての時期において効果のある内定者フォローを支援します。もちろん内定辞退防止の効果もあります。導入企業インタビューは、導入事例をご覧ください。