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内定者フォローの研修に「ライト」の手法とは?

2024.08.30更新

内定者フォローの研修に「ライト」の手法とは?

LITEで定着する内定者フォロー

内定者フォローにおけるライト(LITE)とは?

ライト=LITE=Learning In Teaching
「人に教えることで学ぶ」という考えかたです。

何かをまなぶとき、講義を「うけただけ」ではなかなか記憶にのこりませんよね?
長期的に記憶するには、より能動的に取り組む必要があるそうです。

「ライト」は「教える≒アウトプットする」として、3つのステップをふみます。
①学んだ直後にアウトプットする(クイック・ライト)
②授業の最後にまとめをアウトプットする(サマリー・ライト)
③次の授業の最初に、前回の授業の振りかえりをアウトプットする(レビュー・ライト)

具体的には
①まずペアをつくり「これから説明することを、あとで相手の人に説明してもらいます」と予告し、実行します。
②サマリー・ライト、③レビュー・ライトと「アウトプット」を繰りかえします。これを内定者フォローでも応用するのです。

エアリーで「アウトプット」を回収する

ライトは、内定者フォロー研修でももちろん有効です。
エアリーのアンケート機能で、その日の内定者研修の「まとめ」を回答してもらえば、研修の理解度、定着度を知ることができます。ただ、集まって、なんとなく研修を受けるではもったいないです。しっかりと振り返りを行うことで、内定者フォローとして効果的です。

アンケート設問例
研修お疲れ様でした。本日の振りかえりとして、あなたがどのような理解をしたか教えてください。
1)当社の○○について
2)ビジネスマナーの根底にある考え方

記憶の定着+α

なお「ライト」は
・説明することによって、理解の不十分さを気づかせてくれる
・自分の間違いに気が付くようになる
・説明力がつく
・忘れていた授業内容を思い出すようになる
などの効果を指摘する論文もあり、「記憶の定着」だけでなく「精確な理解」も同時に達成できることがわかります。内定者フォローにおいても、「ライト」の手法を取り入れることで、企業理解や自己理解がより深まります。

以上です。
研修のあいまに振りかえりの時間をとり、「アウトプット」を促し、効果的な内定者フォローにしていきましょう。

内定者フォローの目的や設計については、以下の記事で詳細に解説しています。
内定者フォロー3つのポイント〜時期ごとの対応法〜
こちらの記事も、ぜひご覧ください。

参考文献
・ 『アクティブ思考法―人に教えることで自分も成長する「Lite」―』羽根拓也著
LITEの学習効果に関する研究(1)(PDF)
平成24年8月28日 中央教育審議会とりまとめ
本文1/2:能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換
用語集:アクティブ・ラーニング
就活から内定、入社前の準備は? 事前研修で就業体験(日本経済新聞)

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