将来性の高い羽田空港をホームグランドとし、安心の品質を基盤として、ANAのパートナー企業として航空機地上支援業務で成長を続けて いらっしゃる羽田空港サービス様。今回は数百人規模の内定者フォローにおける運用状況、導入効果について、常務執行役員 人材開発部長 中田様、人材開発部チーフ 岡本様にお話をお伺い致しました。
採用担当者のストレスも軽減しながら、効率的な連絡業務フローが実現
エアリーフレッシャーズクラウド導入前の課題について教えてください
今の新卒採用市況において、メールや電話でのやりとりが非常に煩雑であった点が挙げられます。弊社では複数の部署があり、部署毎に連絡が必要なケースや部署横断で全体に連絡が必要なケースなど、案内内容によって対応が異なってきます。そういった連絡をメールで行なっていたのですが、内容毎に対象者をいちいち確認する必要があり非常に手間でした。また人数も多いので、アサインのミスが発生するリスクもあります。
今はメールで連絡しても、なかなかすぐに見てもらえず、出欠確認1つとっても、全体から回答を集めきるまでにかなりの時間を要しており、重要な連絡などについては、メールを送った後に、電話で「〇〇の案内送ったから見ておいてね!」と連絡する始末でした。電話も1回で出てくれると良いのですが、そういったケースはごく稀です。
また、メールの場合は、読んでもらえたかどうかを確認する術がないので、誰にリマインドを送ったらいいのかも把握が難しく、きちんとメールを読んでいる学生にとっては「ちゃんと読んでるのに・・・」と反感を買う恐れもあります。
このように連絡業務が非常に煩雑であり、採用担当者にとっても非常にストレスでした。そこでメールや電話に代わる、別の方法はないかと色々情報収集した結果、エアリーフレッシャーズクラウドに興味を持ち、導入してみようかという話になりました。導入検討時には、お金をかけてツールを導入すべきか、従来通りお金をかけず時間をかけてフォローするかを検討しましたが、結果的に後者の方が時間もお金もかかるのでは、という結論になり導入を決めました。
多岐に渡る事前案内をグルーピング機能で効率的に
具体的にどんな運用をされていますか?
内定式などの出欠確認や制服のサイズ確認など幅広く活用しております。特に弊社ではグランドハンドリング部において、空港内車両運転許可講習を入社前に受講していただくため、その案内や日程調整といったことにも活用しています。他にも税関講習なども研修の一環で受講が必要になりますが、1日あたり受講できる人数の上限が定められていますので、その出欠の確認や遠方の方に対しての交通手段や交通費に関する案内にも利用しています。
内定者によって案内内容が大きく異なってくるのですが、エアリーフレッシャーズクラウドではユーザを特定の条件によってグルーピングする機能がありますので、その機能をフル活用し、内定者への案内を効率的に行なっています。
導入効果は実感できましたか?
これまでは書類でのやり取りも多く、郵送対応等、煩雑な作業も多かったのですが、ファイルのやり取りもエアリーフレッシャーズクラウド上で完結できるため、非常にありがたいです。特に交通費の精算等についても、人数が多いため当日捌ききるのには無理があるのですが、事前にエアリーフレッシャーズクラウド上で必要な金額や移動ルートなどを確認することができるので、事前に準備を進めておくことができます。
またメッセージ機能では内定者との個別のやり取りも非常に手軽にでき、一言で済むような会話なども気軽に実施できるため、メールではできなかったコミュニケーションが実現できています。
さらに、プロフィール写真として顔がわかる写真を登録してもらっているので、”顔が見える採用活動”ができるようになりました。学生にとっても、採用担当者の顔が見える形で連絡してもらった方が安心感があると思いますし、我々採用担当者としても、従来と比べ、内定者フォローを実施していく中で内定者との距離を縮めることができているのでは、と実感しています。
今や新卒採用活動において欠かせないツールだと思っています。
こういったツールだからこそできるコミュニケーションが、様々なメリットにつながっているのですね
おっしゃる通りです。顔写真の他にも趣味や特技を入れてもらうことで、内定者の個性が見えるので、我々も非常に楽しく運用させていただいております。
連絡業務効率化以外にも効果はございましたか?
当初想定していなかった効果として、学生の心境を把握することができた、と思っています。エアリーフレッシャーズクラウドには入社承諾した学生を登録しているのですが、やはり承諾したものの、まだ迷っている方、決めかねている方もいます。そういった方たちは、エアリーフレッシャーズクラウドへの招待メールを送ってからなかなか登録を完了させない、といった傾向が見られました。これまでは内定式に出席するか否かでふるいにかけていたのですが、エアリーフレッシャーズクラウドへの登録状況でふるいにかけることができるようになったことで、早期に入社の着地予測を精緻に読むことができるようになりました。改めて内定者サイトにアカウントを発行し登録させることが、学生の皆さんの深層心理における心境把握に活用できるというのは、想定外のメリットでした。
最後にメッセージをお願いいたします
私たちは急速に事業拡大しているタイミングでエアリーフレッシャーズクラウドと出会い、その活用によって色々なことをスムーズに実施できるようになり、採用だけでなく、内定者との関わりなど様々なことができて見えるようになりました。今やエアリーフレッシャーズクラウドあっての羽田空港サービスグループだと思っています。EDGEさんも成長してきていると思いますので、今後も一緒に並行して成長できればと思っています。伸びてきているもの同士、大変さもあると思いますがその分面白みもありますし、だからこそ楽しいと思っています。
新しいものを作り上げたい気持ちは一緒です。EDGEさんも今後ますます頑張っていって欲しいですし、それに合わせて私たちも一緒に成長していきたいと思います。