メカニカルパーツ&システムにおける専⾨総合商社として、関⻄就職⼈気企業ランキング1位に輝いた実績のある株式会社⽇伝様では、2013年より内定者フォローにエアリーフレッシャーズクラウドを活⽤いただき、さらに採⽤環境の変化に合わせて、現在ではインターンシップなどの早期接点を持った学⽣との繋がりに利⽤⽬的を拡⼤してご利⽤いただいています。
⼈事部の福島様、中⼭様に利⽤⽬的を拡⼤した理由やインターンシップとの連動についてお話を伺いました。
採⽤環境の変化に合わせた柔軟な運用が実現
まずは貴社のインターンシッププログラムについて教えてください。
当社では、インターンシップ期間中のプログラムをキャリア開発⽀援と位置付けて、全3回のメインコンテンツと2種類のセミナーを実施しています。メインコンテンツは、「スタートセミナー」と題して、1回⽬に⾯接体験・グループディスカッション体験を実施し、2回⽬には業界説明、3回⽬にはものづくりセミナーを実施します。
それぞれの回に単独で参加することはできますが、複数回に参加してれる学⽣が多く、内容も1回⽬は模擬⾯接にて⾯接官と⾯接を受ける学⽣の両⽅を学⽣⾃⾝が体験し、弊社⼈事担当者からフィードバックを⾏い、2回⽬の業界説明でも⾃社の宣伝ではなく商社を取り巻く世界を理解してもらいます。3回⽬のものづくりセミナーでは、商社ならではの商流を理解してもらうべく、セットメーカー、商社に分かれ、エンドユーザーには⾃社の社員を充て、実際に仕様通りの製品を納品してもらうまでの流れをゲーム形式で体感してもらいます。ただモノを売るだけでなく、仕⼊れや双⽅の利害を調整する商社ならではの醍醐味を味わってもらい、最終的に決算書での優劣をつけるところまでを⾏います。関係先との駆け引きや商流を楽しみながら体感してもらっています。
このほかに「アップセミナー」と題したビジネスマナーセミナーや「サーベイセミナー」と題した⾃⼰分析を⾏うセミナーを別途提供しています。いずれも⾃社の宣伝はほぼ⼊れず、キャリア開発⽀援、業界理解促進を⽬的としたコンテンツになっており、スタートセミナー、アップセミナー、サーベイセミナーに参加した学⽣には、“ファイナル”と題して「働く」というテーマのもとにグループディスカッションを実施し、就職活動が本格化する前に「働く」についてマインドセットを⾏います。そして、最後にみなさんの就活がうまくいくようにという願いを込めて、お守り作りをして、インターンシップを締めくくっています。
すでに学⽣さんからの⼝コミで参加者が広がっている貴社のインターンシップにおいて課題となっていたことはどういったことですか︖
インターンシップも⺟集団形成も、⽬⽴った課題というものはありませんでした。しかしながら、新卒採⽤をめぐる環境が毎年のように変わる昨今、前年がうまくいったからといって次年度も同じ施策をただ踏襲するだけでは、いずれ⾃社の優位性も失われていくという危機感は常に持っています。そんなときEDGEの担当者からインターンシップでのエアリーフレッシャーズクラウド利⽤を勧められ、今後の採⽤環境の変化に合っていて、かつこれまで使い慣れたシステムで、内定者フォローにおける利⽤にも満⾜していたこと、新たに機能や使い⽅を覚える必要もなく、追加費⽤もかからず使えることから利⽤を決めました。
インターンシップ後のフォローノウハウが充実
エアリーフレッシャーズクラウドをインターンシップ後のフォローで活⽤するにあたって、期待されていた点を教えてください。
まずは特別感の醸成です。元来複数回の⾃社イベントに参加する学⽣は、会社の宣伝を⾏わなくても当社への興味度合いは⾼く、エントリーしてくれる傾向にはありました。しかし、インターンシップに参加したことで特別に会員のみのアプリで情報を取得できるというのは、拘束されている感覚を持たせずに、かつ特別感を持ってもらうには最適だと感じました。併せて写真や動画、ファイルといった様々な種類のコンテンツを掲載できることで、まだまだ迷いのある学⽣に様々な形で情報提供ができるのではないかと感じました。
特にEDGEの担当者から、動画は写真の5,000倍もの情報を提供でき、ファイルも10MBまでアップできることから、他社では社内誌や社員インタビュー動画を投稿するケースが多いと伺いました。4,000社以上の顧客への提供実績をもとに、必要な情報をどの機能でどう配信するかという点で、的確にアドバイスをもらえることもEDGE社に期待していた点でした。
実際に運用されてみて期待されていた点は、実現できていますでしょうか?
まず壁に感じたのが、どういった情報を提供するのが最適なのかという点でした。すでにある新卒採用向けコンテンツをもとに、EDGEの担当者に相談したところ、タイミングや配信方法などの相談にも乗ってもらうことができました。インターンシップ後のフォローでは内定者での利用と違い学生に投稿を促すことが難しいため、当方としては、ちゃんと見てくれているのか不安になることもありましたが、未読既読が可視化できる機能を使った運用を提案してもらい、管理サイトから確認することで目立ったリアクションはしなくてもちゃんと見てくれていることがわかり、安心して運用することができました。また、当社ではインターンシップに現場の社員を多く登場させることが難しいため、エアリーフレッシャーズクラウドを通じた社員情報の配信も、ギャップを埋め、会社理解を促す上では重要な役割を果たしていたと感じます。
機能面だけでなくサポートの充実、きめ細かい 運用フォローが活用の決め手
導入効果としては、いかがでしょうか。
まず定量的な側面では、早期接点を持った学生が選考に進んでくれる割合が前年比3割超の増加となりました。元々低い数値ではなかったものが、これだけ伸びたのには驚きです。また学生に対してアンケートを取ってみると「社員の皆さんのプライベートや仕事について知ることができた。」「写真やファイルなどでの情報提供がリアリティのあるものだった。」「他社では実施していない面白い取り組みで興味が深まった。」という声が聞かれ、配信したコンテンツが会社理解や会社に対するエンゲージメント向上に役立ったことも確認することができました。
また、サポートデスクをはじめEDGEの担当者からも、困ったことがあれば、事例を元にすぐに解決策を提示してもらえることも大変助かりました。人事担当者が親身になって情報を発信することで、一次面接での来社時に人事担当者の顔を見るなり涙ぐむ学生もおり、これまで接点を作れていなかったインターンシップ後、選考開始までの期間にエアリーフレッシャーズクラウドを通じて、学生との信頼関係が大幅に向上したことを改めて実感したエピソードでした。
今後の運用やEDGEに期待することがありましたら、お聞かせください。
まず今後の運用については、「アップセミナー」で実施しているビジネスマナーをエアリーフレッシャーズクラウドに無料でついているeラーニングで代用することや、動画を使ったコンテンツを拡充し、より学生が普段使い慣れているアプリで利用されているものに近い運用をしていきたいと考えています。
EDGEに対しては、きめ細かいフォローと充実したサポート体制で、これからも変わり続けるであろう採用環境に合わせた取り組みや運用を支援していただきたいです。導入社数が増えても、機能開発のスピードやサポートの質が下がらないことは素晴らしいことだと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。