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最新の内定辞退の時期調査 変化する内定者フォローのスタイルと時期 ~エアリーフレッシャーズ利用企業調査~

2024.01.31更新

2019年卒採用もいよいよ選考解禁日を迎えます。 採用担当者の皆様におかれましては、最繁忙期を迎えられている時期ではないでしょうか。6月1日以降は、内々定を通知する企業が増えると同時に、内定辞退が大量発生するタイミングとなります。EDGEでは、内定者フォローサイト「エアリーフレッシャーズ」利用者3万人の状況を分析し、内定辞退の傾向および発生時期を調査いたしました。 今回のコラムでは、内定辞退の調査結果を抜粋してご紹介させていただきます。

この記事は、古いデータに基づいて書かれたものです。最新の内定辞退に関する調査記事は、内定辞退の時期とその対応策〜内定承諾後の辞退について〜をご覧ください。
また、昨今の内定辞退の傾向に合わせた実用的な内定者フォロー策についてコラムでご紹介しておりますので、ご興味お持ちの方はご覧ください。内定者フォロー企画事例集〜ユニークで真似できる施策〜

最新の内定辞退の時期調査 変化する内定者フォローのスタイルと時期~エアリーフレッシャーズ利用企業調査~

昨年に引き続き、5月から9月まで続く内定辞退の申し出と年々早まる内定者フォローの開始時期

2017年卒においては経団連による採用選考に関する指針で選考開始時期が6月1日に変更された初年度であり、2018年卒も同様にスケジュールは踏襲されました。しかしながら実態として指針は形骸化し、内定出しのスケジュールは年々前倒しとなっています。こうした状況も影響し内定辞退は5月ごろから増加し、6月をピークに9月までは辞退の申し出が発生するという構図が2018年卒においても鮮明になっています。

6月までの内定辞退が増加傾向の一方、7月から10月までは前年比で内定辞退が減少

2017年卒と比較した2018年卒における内定者フォローサイト「エアリーフレッシャーズ」の納品時期は平均3週間早まっています。このため企業が前年と比較して早期に内定者フォローを開始したことは間違いなく、学生の入社先企業の確定時期も前倒しとなり、6月以前の内定辞退が増加したものと考えられます。また、2019年卒におけるエアリーフレッシャーズの導入時期は2018年5月現在において昨年と比較して平均約1ヶ月前倒しとなっており、2019年卒の実質的な採用スケジュールが更に前倒しになっていることを物語っています。

2018年卒就職内定者約3万人の状況を分析『内定辞退調査結果』

「エアリーフレッシャーズ」導入社数 前年同期比54%増 翌年母集団形成の早期化、人事部門の働き方改革、学生のデータに裏打ちされた心境把握などの目的で進む専用サイトの活用

2018年卒の内定者フォローにおいては、内定者フォロー専用サイトである「エアリーフレッシャーズ」を導入した企業が前年と比較し増加しました。2019年卒におけるエアリーフレッシャーズの導入社数は前年同期比で54%増加(2018年5月19日時点)しており、導入時期の前倒しや新規利用企業が大幅に増加しています。

導入企業数増加の背景として、まず夏以降のインターンシップから内定承諾を獲得した企業が73.6%に上り、早期に接触した学生への職業観醸成や業界理解の促進が内定承諾率向上に効果を発揮している現状があります(2018年2月15日発表 就職白書2018 株式会社リクルートキャリアによる)。人員不足の中で内定者フォローとインターンシップ実施の両立が困難となり、効率化を進めなければなりません。内定辞退防止対策についても、HR techが注目され、学生の心境把握を経験と勘に頼るのではなく、データに裏打ちされた専用ツールを利用することへの注目が集まっています。インターンシップ参加者と企業との関係維持を目的にエアリーフレッシャーズを導入する企業も増加しており、インターンシップ後のフォローが採用成功において大きな役割を果たしているといえます。

2017年6月20日にEDGEより発表した調査データによると、就活生、内定者世代が所有するスマートフォンのメールアプリには平均576件の未読メールがあり、最大未読件数は17,841件に上りました。あわせて37.5%が過去に重要なメールを見逃したことがあると回答しており、スマートフォンの普及でプッシュ通知が主流になった昨今、新卒採用においてもメールの連絡では重要な通達やスピード感を求められる連絡を見逃す可能性が高まっています。エアリーフレッシャーズではこの調査結果を元に昨年よりスマートフォンアプリの提供を開始し、就活生、内定者世代に合わせたフォローの形をご提案してきました。
EDGE、内定者フォローSNSのスマートフォンアプリ「エアリー」をリリース

スマートフォンアプリを活用した内定者フォロー事例をダウンロード

世代の思考に合わせた内定者フォローで、学生と企業双方にとってベストな状態を

累計4,000社 35万人以上の内定者によるエアリーフレッシャーズの利用を分析し、そのうち内定辞退したユーザーの傾向と同様のパターンを示した学生を辞退可能性の高い内定者として検知し、先輩社員との面談設定や追加での会社情報提供を可能にし、学生が情報を揃えた上で意思決定することをサポート、人事担当者の悔いが残らない内定者フォローを実現しています。仮に情報を提供し尽くしたのちに内定者が辞退する場合も早期の意思決定を促すことで、企業側にとっては追加採用や追加内定などの手立てを早期に検討でき、学生側にとっては、その企業を志望する、他の就活中の学生が追加内定で入社する機会を提供できます。現在の採用スケジュール下では時間の無い中、学生と企業の双方が意思決定しなければならない状況となります。双方にとってよりミスマッチの少ない採用、就活を実現します。

エアリーフレッシャーズ利用企業における内定辞退率は減少

本年度の調査では全ユーザーに対する辞退者の割合は14.0%となり、昨年の17.2%と比較し辞退割合は減少傾向にあります。一方他社による調査で、2019年卒の採用見通しが「厳しくなる」と回答した企業が文系採用では55.9%、理系採用では59.7%と過半数を超えています。また厳しくなると回答した理由のうち、内定辞退の増加は文系採用では46.0%、理系採用では42.0%と全項目中、母集団(エントリー数)の不足に次ぐ回答数となっており、引き続き内定辞退に悩まされる人事担当者が多数いることを示唆しています(2018年4月12日発表 2019年卒マイナビ企業新卒採用予定調査による)。

採用市況においては引き続き内定辞退が多発し、企業にとって厳しい環境下である中で、エアリーフレッシャーズ利用企業での辞退割合が減少傾向にあり、辞退防止に成果を上げていることがいえます。2019年卒の内定者フォローが本格化するシーズンに向け、辞退可能性の高い内定者を検知する機能の精度を向上させ、学生が企業の様子を理解するためのツールとして、気軽に企業側が動画をアップする機能を実装するなど、学生と企業双方にとってより有益なサービスとなるような機能開発を引き続き進めてまいります。

売り手市場が続き、内定承諾を獲得することが難しくなる昨今、私たちEDGEは、4,000社35万人以上の内定者データに基づく内定者フォロー施策、内定承諾率を高める事例、インターンシップから効率的に母集団形成を行うノウハウを元に企業の新卒採用成功をお手伝いしております。

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